
こんにちは、こあっこです!
リンバスカンパニーのメインキャラクター達には、それぞれ元ネタとなる原作小説があることをご存じでしょうか?
原作を知らなくてもリンバスのストーリーは十分に楽しめます。
ですが、知っているとより面白く感じられる構成になっているのも、リンバスのストーリーの魅力の一つです。
今回はそんなメインキャラクターそれぞれの原作小説について、紹介をしていこうと思います!
あらすじなど、色々盛り込んだら大ボリューム記事になってしまったので、ご覧になる際は推しからなど、ゆっくりお楽しみいただけますと幸いです🙇
まずは主人公のダンテから。
ダンテの原作は「神曲」(La Divina Commedia)という、イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリによって14世紀に書かれた長編叙事詩です。
キリスト教的世界観に基づき、地獄、煉獄、天国を巡る旅を描いた作品で、西洋文学史上、最も重要な作品の一つとされています。
『神曲』は、ダンテ自身が主人公となり、古代ローマの詩人ウェルギリウスに導かれ、地獄と煉獄を旅し、その後、最愛の人ベアトリーチェに導かれて天国を旅するという物語です。
詩は百歌からなり、「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」の三部で構成されています。それぞれ33歌ずつあり(地獄篇の冒頭に序歌があるため、地獄篇のみ34歌)、全体で百歌となります。
宗教観の強い作品であり、読むにはなかなかボリュームがある文学作品です。
また、既に名前が出ていますがヴェルギリウスなど、他の登場人物にもこの「神曲」が原作となるキャラクターがいます。
ヴェルギリウスもダンテと同じ「神曲」が原作となります(原作では「ウェ」ルギリウスですね)
またこちらも古代ローマの詩人プーブリウス・ウェルギリウス・マローという実在の人物がいます。
役割も原作と同じ「案内人」ということで、これからもダンテの旅に必要不可欠な人物であることは言うまでもないでしょう。
カロンの原作は「神曲」であり、またギリシャ神話にも登場します。
別なゲームなどでもカロンの名に聞き覚えがある方もいらっしゃると思いますが、ギリシャ神話では地獄の川で渡し守であり、それは「神曲」でも同様です。
…メフィストフェレス(バス)…だから水陸両用に…?🤔
ただカロンの過去は少し複雑なので、どうしてカロンなのか?という部分は、現在は少し読みづらい状態ですが、PROJECTMOON外伝作品「Leviathan(リヴァイアサン)」をご参照いただけるど、彼女への理解が深まるかと思います。
ここからは囚人番号順に原作を紹介していきます。
まずはイサンです。
イサンについては小説でななく、韓国の小説家・詩人である李箱(イ・サン)の名前が元ネタとなっております。
なお、李箱はペンネームであり、本名は別にあります。
実は日本にもゆかりのある人物であり、東京に渡ったのち、思想犯として日本の警察に逮捕されますが、持病の肺結核が悪化して保釈された後、27歳という若さで死去しています。
リンバス作中に登場する「九人会」は韓国にいる間の文学同人であり、その時代に「朝鮮中央日報」で連載されていたのが詩が「烏瞰図」(オガムド・イサンの初期E.G.O)です。
難解で、従来の詩の常識を覆すような内容に、読者からの抗議の投書が殺到し、わずか15号で連載が打ち切られました。
他、代表作「つばさ」は、無職で怠惰な「僕」が、売春婦の妻に養われる奇妙な生活を描いています。
日本統治下の朝鮮における現代人のアイデンティティの喪失と不条理を、モダニズム的な手法で表現したこの作品は一躍脚光を浴び、モダニズム作家としての地位を確立しました。
また小説・詩人として活動する前には建築技師として働いていたこともあります。
人物が元ネタのため、彼自身や作品の色々な面から「イサン」というキャラクターや、関連人物が形作られているのではないかと思われます。
ファウストの原作はドイツの文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテがその生涯のほとんどをかけて執筆したとされる戯曲「ファウスト」です。
15世紀から16世紀頃にドイツに実在したとされる錬金術師ファウスト博士の伝説を下敷きにしており、二部構成の作品となっています。
内容は神と悪魔メフィストフェレスの賭けから始まりまるもので、神は人間(ファウスト)がたとえ迷うことがあっても、真の善の道を見出すと信じ、メフィストフェレスは人間を悪の道へ引きずり込めるかを賭けます。
人間の飽くなき探求心、善と悪の葛藤、そして絶え間ない努力と成長を通じて魂が救済されるという、ゲーテの人間観と世界観が凝縮された壮大な作品であり、現代でも愛されている作品の一つです。
囚人のファウストについてはまだまだ未知の部分が多いですが、この原作から今後どのような要素が取り出されていくか楽しみです😊
ドンキホーテの原作は名前そのまま、スペインの作家 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラが書いた小説「ドン・キホーテ」です。
なお、「ドン・キホーテ」の正式名称は「英知に富んだイダルゴ・ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」だそうです!ラ・マンチャ!
「ドン・キホーテ」は童話として扱われることも多いので、馴染みのある方も多いかと思います。
内容はスペインのラ・マンチャ地方に住む中年の郷士、アロンソ・キハーノが、騎士道物語を読みふけるあまり、現実と物語の区別がつかなくなってしまった果てに、自らを遍歴の騎士 ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ と名乗って、痩せ馬ロシナンテを愛馬とし、近所の農夫 サンチョ・パンサ を従者にして、世の不正を正し、困っている人々を救うための旅に出る、というものです。
パッと見た感じでも「あ~ドンキホーテの原作~」となるのですが、メインストーリー7章を読んだあとだと「ドン・キホーテをこう解釈してこう持っていくか…!」とかなり展開が面白かったので、まだ7章未読の方はドンキホーテの原作内容を軽く覚えておくと良いかもしれません。
良秀の原作は日本の作家芥川龍之介の小説「地獄変」です。
芥川龍之介の短編小説なので、手に取りやすいかと思います👍
(私も近々予習します!)
内容は、比類なき画技を持つが、絵のためなら手段を選ばぬ狂気じみた男・良秀(よしひで)が主人公。
仕える大殿様から「地獄変の屏風」を命じられ、現実に即した地獄を描くため弟子を吊るしたり、鳥獣を争わせたりと常軌を逸した行動を繰り返します。
屏風の最後の題材、炎に包まれて堕ちる女の姿を描くため、良秀は大殿様に御車に火を放つよう懇願しそれを実現するも、炎の中にいたのは良秀の唯一の心の拠り所であった娘だったというもの。
原作ではもっと細かい良秀の描写があるかと思います。
おそらくメインストーリー9章が良秀の章になるので、原作比較で読んでおいて損はないでしょう。
(8章でもモニョモニョ…)
ムルソーの原作はフランスの作家アルベール・カミュによる小説「異邦人」です。
内容はアルジェリアで働く青年ムルソーの物語です。
彼の母の死の報せを聞いても涙一つ流さず、その葬儀でも感情を表に出しません。
その後の生活でも、恋人との関係や友人との交流に対しても、ほとんど感情的な関心を示さず、まるで人生を傍観しているかのように淡々と日々を過ごします。
そんなムルソーですが、ある日とある事件を起こした後は…!といった、不条理な世界における、人間の存在や生の無意味さを問いかけるものとなっています。
原作でのムルソーも、リンバスでのムルソーと同じく感情を出さない人物です。
原作ではムルソー自身が起こした事件をきっかけに色々と変化がおきるのですが、それがリンバスではどう落とし込まれるのか…?🤔
リンバスのムルソーもこれまでの旅を通して少しずつ変化が見えてはいるので、自分の章になった時どういう展開になるのか楽しみです😊
ホンルの原作は清朝中期の作家・曹雪芹(そう せつきん)の古典小説「紅楼夢」(こうろうむ)です。
中国清代中期に書かれた長編小説で、四大奇書(『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』または『紅楼夢』)の一つとも言われています。
曹雪芹が没落する名家の出身であったことから、作中にはその経験が色濃く反映されています。
小説の内容は賈(か)家、史(し)家、王(おう)家、薛(せつ)家という四大家族の興亡を軸に、主人公である賈宝玉(か ほうぎょく)と、彼を取り巻く多くの女性たち(特に林黛玉(りん たいぎょく)と薛宝釵(せつ ほうさ)の二人のヒロイン)との複雑な人間関係や恋愛模様が描かれています。
貴族社会の華やかな生活と、その裏に潜む腐敗や没落が詳細に描かれており、当時の社会や風俗を知る上でも貴重な資料となっています。
なお、ホンルという名前はどこから来ているかというと、紅楼夢の中国語読み
Hóng Lóu Mèng
を日本語発音にすると
ホン ロウ モン
となるそうで、これをもう少し名前読みに近い感じにした模様。
登場人物名などはリンバス内では大幅なアレンジがされているため、どのキャラクターが誰に当てはまるかが少し分かりにくい上、
そもそも紅楼夢という小説の翻訳版がすごくすごーーーーく長くて、原作を手に取るにはか、かなーーーーーりお財布から札が飛ぶ
ので、原作に触れるのがかなり難しい部類に入ります😢
この記事を書いている現在8章が進んでいて、いやはや今回も貴族社会の華やかな生活と、その裏に潜む腐敗や没落が…
何がどうしてあぁなった?
と非常に面白く読ませていただいております!
(最新章ゆえ、長くなりました💦)
ヒースクリフの原作はイギリスの作家エミリー・ブロンテが書いた唯一の長編小説「嵐が丘」です。
小説の舞台はヨークシャーの荒涼としたムーア(荒野)地帯にある屋敷「嵐が丘」と「スラッシュクロス・グランジ」で、主要登場人物たちの破滅的な愛と憎しみの連鎖を描いています。
内容は嵐が丘にやってきたロックウッド(嵐が丘の語り手の一人)は、嵐が丘の孤独な主人ヒースクリフの粗野な振る舞いに戸惑います。
ある夜、幽霊のような少女の夢を見て、屋敷の過去を知ることに。
それは、孤児のヒースクリフと地主の娘キャサリンの狂おしい愛の物語だった。
身分の差から結ばれなかった二人の愛は、キャサリンが別の男性と結婚したことで破綻。
絶望したヒースクリフは復讐を誓い、財産を奪い、関係者を苦しめる…といったもの。
嵐が丘は小説のボリュームとしては上下巻ぐらいなので、読みやすい範囲かと思います。
また映像作品もあるので、サラっとイメージを掴みたいだけなら映画版などもオススメです。
かなり原作に添った部分が多いので、リンバスのストーリーと比較してみると楽しめる作品の一つかと思います。
イシュメールの原作はアメリカの小説家ハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」(はくげい)です。
内容ですが、イシュメール(本作の語り手)は、捕鯨船ピークォド号に乗り込む。
船長のエイハブは、かつて自身の片足を奪った伝説の白いマッコウクジラ「モビー・ディック」への復讐に憑りつかれていた。
航海の途中、様々なクジラを捕獲しつつも、エイハブの執念は募るばかりで、船員たちは船長の狂気に巻き込まれていく。
ついに「モビー・ディック」と遭遇したピークォド号は、三日間にわたる死闘を繰り広げ、エイハブは最後の銛を投じるも、逆に「モビー・ディック」によって深海へと引きずり込まれ、船もろとも沈没。
ただ一人、棺桶の浮き輪にしがみついたイシュメールのみが奇跡的に生き残る…といったものとなっています。
リンバスにおけるイシュメールやエイハブの立ち位置はおおむね原作に近いものとなっており、クィークェグやスターバックといった人物もストーリー中に登場します。
他の囚人の場合は「その物語自体をどうアレンジするか」といった形で章が形成されていることが多いですが、イシュメールの場合は「白鯨」のストーリーを踏まえた上で、といったアレンジが加えられています。
こちらも原作小説のほかに映像作品もあり、映画版は古いものとはいえ、白鯨との戦いの迫力は色あせないものとなり、イシュメールの掘り下げ(というよりエイハブかなぁ…)にピッタリの作品となっています。
ロージャの原作はロシアの文豪フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーによる長編小説「罪と罰」です。
リンバスでのロージャの本名は「ロージャ=ロジオン=ロジオン・ロマノヴィッチ」で、「罪と罰」の主人公から取られているのですが、この後のあらすじは作中のフルネーム「ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ」の苗字であるラスコーリニコフで紹介します。
内容は、貧しい元大学生ラスコーリニコフは、選ばれた人間には凡人を殺す権利があるという独自の思想に取り憑かれ、強欲な高利貸しの老婆を斧で殺害。
計画は成功したかに見えたが、彼は予期せぬ老婆の妹の出現により二人を殺してしまい、罪悪感と猜疑心に苛まれる。
やがて刑事ポルフィーリの巧妙な尋問に追い詰められ、精神的に追い詰められたラスコーリニコフは、娼婦ソーニャの献身的な愛と信仰に触れ、ついに自白を決意する。
シベリアでの服役生活を経て、彼はソーニャと共に魂の再生と信仰への道を歩み始める…といったもの。
あらすじを見る限り、リンバスのロージャのストーリーって始まっているようでいてほとんど始まっていないんですよね実は…。
ソーニャとの関係性もまだまだ深堀りできるところがあるでしょうし、本格的にロージャについて語られる日が改めてくるのではないかと期待して待っています😊
なお、学生時代に「罪と罰」を借りて読破を試みたことのある私ですが…
…いやぁ…難しいっす「罪と罰」…😂
有名な作品なこともあり、映像作品に関しては原作に忠実なものから、アレンジが大胆に加えられたものまで様々あります。
まだまだ展開がありそうなロージャの原作となりますので、気になる方は是非チェックを✨
シンクレアの原作は、ドイツの文学作家であり、のちスイスに移り住み最終的にはスイスに帰化することとなる詩人、小説家のヘルマン・ヘッセによる長編小説「デミアン」です。
なお、ヘルマン・ヘッセはノーベル文学賞を受賞している作家となります。
リンバスでのシンクレアの本名は「エミール・シンクレア」とされ、小説「デミアン」の主人公「エーミール・シンクレール」から取られています。
内容は、良家の少年シンクレール(10歳)は、幼い頃から、両親のいる「明るく正しい世界」と、不良や犯罪者がいる「暗い世界」の二つを意識して生きていました。
ある日、不良に嘘をついて脅され苦境に陥りますが、転校生デミアンによって救われます。
デミアンは大人びた態度でシンクレールに影響を与え、善悪の概念を揺さぶります。
デミアンとの交流を通して、シンクレールは既成概念にとらわれず、自分自身の内面と向き合い、真の自己を求めていきます。
青年期にはデミアンと再会し、さらなる精神的な探求を深め、やがて来るべき自己の姿へと変容していく物語、となっています。
ここで「あらすじのどこにもクローマーおらんやん!」と思った方、大丈夫です。
シンクレールの少年時代に登場する不良の少年としてフランツ・クローマーが登場し、物語にも影響を与えます。
なお、デミアンの本名は「マックス・デミアン」
小説のタイトルとなるだけあり、シンクレールの物語でありながら、彼に関わるデミアンの影響がめちゃくちゃ大きい、というわけです。
リンバスの中でもデミアンはたびたび登場し、色んな形でシンクレアとリンバスカンパニーに関わってきます。
シンクレアの物語の大筋は原作の「デミアン」に影響を受けつつも、リンバス独特のアレンジが加えられたもの。
メインストーリー3章にて一旦の区切りはついていますが、デミアンとの関係についてはまだ継続している状態なので、シンクレアにももう少し何かが起こるのかもしれません。
「デミアン」はここまで紹介してきた作品の中でも分量としてはそこまで多くなく、文庫本一冊で完結します。
手に取りやすいページ数・価格となっておりますので、シンクレアやデミアン、クローマーについて追いたい方にオススメです。
ウーティスの原作は古代ギリシアの吟遊詩人であるホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」です。
ホメロスに関しては実在したかどうか、古くより議論が交わされているとのこと。
「ウーティス」という名前は、作品の主人公である「オデュッセウス」が用いた偽名であり、「誰でもない」という意味の否定を表す代名詞です。
つまりリンバスの「ウーティス」も「本名かどうか分からない」「理由があってウーティスと名乗っている」といった推測もできますね。
作品の内容は、トロイア戦争の終結から10年、英雄オデュッセウスは故郷イタケー島への帰路、数々の苦難に見舞われる。
彼はキュクロープスとの遭遇、セイレーンの誘惑、魔女キルケーやカリュプソーの足止め、そして冥界への旅を経て、神々の怒りやポセイドンの妨害を乗り越え、ついに故郷にたどり着く。
しかしイタケーでは、彼の妻ペネロペに言い寄る求婚者たちが宮殿を占拠し、財産を食い潰していた。
変装して帰還したオデュッセウスは、息子テーレマコスや忠実な家臣たちと協力し、弓の腕前を示す試練で求婚者たちを一掃。
最後に妻との再会を果たし、王座を取り戻す、といったものです。
…あらすじ書いてみて思ったんですが、これリンバスでどう落とし込みますかね???🤔
なお、「ウーティス」という名を用いた際のエピソードは、オデュッセウスが一つ目の巨人キュクロープス、ポリュペーモスの洞窟に閉じ込められた際にこの名を名乗ります。
その後、オデュッセウスがポリュペーモスの目を潰した後、ポリュペーモスは助けを求めて仲間のキュクロープスたちに「ウーティスにやられた!」と叫びます。
しかし、彼らは「ウーティス」(誰でもない者)にやられた、と聞こえるため、「誰もポリュペーモスを襲っていないなら、病気か何かだろう」と解釈し、助けに来なかった、というもの。
オデュッセウスの知恵とずる賢さ、巧妙さを象徴するエピソードとなっており、このあたりはリンバスのウーティスの性格にも一部ですが見られる部分かと。
あらすじでもピンと来た方もいるかと思いますが、ギリシャ神話に登場する神々が多く登場する作品ですので、ファンタジーが好きな方はより楽しめる作品です。
オデュッセイアの原作は入手難度も高くなく、手に取りやすい小説です。
また映像化に関してはなんと!2026年夏頃に実写映画化が予定されております!
監督は「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン、オデュッセウス役は数々の映画で活躍しているマット・デイモン。
ウーティスの章がまだ大分先…ということを踏まえると、その前に放映される可能性のある新作映画のオデュッセイアを見てみるのもアリかもしれませんね👍
…で、なんでウーティスこんなに長くなった…(ウーティスがね…謎が多いからね…仕方ないね…)
グレゴールの原作はチェコの作家フランツ・カフカによる短編小説「変身」です。
フランツ・カフカの作品には不条理、疎外、不安といったテーマを扱ったものが多く、「変身」もその一つに数えられます。
リンバスのグレゴールの名前は、原作の主人公「グレゴール・ザムザ」からそのまま取られています。
内容は、ある朝、外回りのセールスマンであるグレゴール・ザムザが目覚めると、巨大な毒虫に変身していた。
最初は戸惑う家族も、彼を匿い世話をするが、やがてグレゴールの存在は彼らの生活を圧迫していく。
経済的困窮から家族は働き始め、グレゴールへの態度は次第に冷淡になる。
部屋に閉じこもるグレゴールは、家族の会話や生活の変化を敏感に察知し、自らの存在が彼らにとって重荷になっていることを理解する。
孤独と絶望の中で彼は衰弱し、やがて息を引き取る。
グレゴールを失った家族は、重荷から解放されたように、新たな生活へと歩み出す、といったもの。
リンバスではグレゴール=虫という部分は共通しているものの、境遇に関してはリンバス(プロムン)の世界観の方にかなり寄った形になっています。
グレゴール…家族というかお母さんに関してはあの方ですからねぇ…。
原作のグレゴールが外回りのセールスマンである、という設定は、リンバスのグレゴールの性格や立ち回りに反映されている部分があるかなと思います。
グレゴールが関わったメインストーリー第1章は本当に最初の最初で、ご覧になっている方も多いかと。
逆に言うと第1章を見た上でグレゴールの物語が決着を迎えたかというと、こちらもロージャと同じく微妙なところで…。
特にあのお方との因縁はまだまだ続いており、グレゴールも今後追加のエピソードがあると期待したいところです😊
「変身」は前述のとおり短編で、文庫本だと120ページほどと読みやすい長さとサイズ、お値段となっております。
映像作品も過去に何作かあるようで、予告編を拝見してみたりしたのですが、リアルな虫とは縁が切っても切れないので、苦手な方はご注意を(原作にしてもそうですね…虫…)
今回はリンバスカンパニーのキャラクターの元ネタとなる原作小説について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
全員分まとめてきたら大ボリュームになってしまったので、推しキャラの部分からなど、ゆっくりお楽しみいただければと🙇
私自身も改めて「この原作こうだったな」や、「やっぱりこれは読んでおきたいなぁ」と思いました😊
今回の記事がリンバスカンパニーをより楽しめるお手伝いとなっていれば幸いです✨
「こあっこ」と申します。
リンバスカンパニーを2024年1月(シーズン3)からスタートした中堅管理人です。
そのためまだ全人格・全EGOを所持してはおりませんが、逆に未所持でも進められる点などを記事にしていきたいと思います。
推しキャラはシンクレアとヴェルギリウスですが、どのキャラクターも大好きです!
大好きなリンバスを色んな方と楽しみつつ、情報の共有が出来れば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
【こあっこのX(旧Twitter)】
@limbuscblog
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